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日常、考え事。たまに少し冒険。
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  いかに住まうか。
  いかに、住まいを選ぶか。いかに、住まいをつくるか。  
 これまで、「どこに」「いくらで」「nLDKで」「○㎡で」という与条件に従順に選択してきたし、特にそれで問題もなかった。少なくとも住宅の選び手としては。しかし、これからもそうだろうか?

 今、社会変化を見据え、「住む」ということに対し、アイディアを集積し、アーカイブしていく取り組みを行っていきたい、と考えている。
 これからの都市でもっと過ごしやすく、住みやすい住環境を手に入れるには、どのような住宅供給が望ましいのか。どのような住宅の選び方があるのか。どのようなマネジメントが有効なのか。身近な問題から、気軽なアイディアをたくさん集めて、大きな社会変化に順応できる準備がしたい。  

 例えば、「月5000円〜住めるアパートメント」とか「隣でたばこ吸ってても迷惑でないアパートメント」とかそんなのでも良い。今社会にある「住む方法」に足りない物を、もっと自覚しよう、というのが趣旨。

 これから、「他者と共存すること」「地域で暮らすこと」の意味を問いかけるような課題が、どんどん顕れてくるだろう。
 継続的に人口が減少して国力が落ちれば、今後、国策で移民の受け入れが積極化される可能性は高く、これまで経験したことののない民族多様性の時代が来ることが充分に考えられる。街に目を向ければ、持ち家の戸建て住宅がたくさん並んでいるけれど、可処分所得が減少する今後の世帯がローンを組み、その「所有」を続けることはできるのだろうか。自治体の経営が困窮する中で、今後も公園やインフラの管理は行き届くのだろうか。
 
 変化が起きたとき、僕らの居住地では何が起こるか。
 「外国人」が隣に住む、というだけで拒絶反応を起こす人も、相変わらず、いる。住宅の所有=居住でなくなれば、放置された空き家だって増える。公園が近くにあるからと住まいを選んだとしても、その公園は荒れ果てているかも知れない。

 現時点でも課題は山積している。

 しかし、「居住」に着目した取り組みは極めて少ない。「住むこと」以外に地域と接する理由がない人が多く、「地域に住んでいる」という共通項のみで、課題に取り組むことは、殆どの場合出来ないからだ。特に企業に雇用されるサラリーマンには地域社会の活動に積極的に参加するメリットも伝わりにくい。そして、こうした傾向がこのまま続けば、これまで地域の良好な住環境にフリーライドしてきたように、今度は自分にとって悪化した住環境に甘んじることになるのではないか。それは、引っ越した先でも同様で、良い住まいを選び取れない状況に陥ってしまうかも知れない。

 一方で、今ある、「居住地」に着目して、住み方を「地域ぐるみで変えていこう」というのは、自治会や町内会のような既存の組織の苦戦を目の当たりにするだけで、困難さは充分にわかる。困難に直面しない状況下で、危機感をもって生活できないのは多くの人にとって当然のことだ。だから私たちは、「その時」が来るまでに専門家として、準備する必要がある。しかし、住み方を具体的に提示して、共感を得ていくための知恵は、単発的には出ている物の、集約されている訳ではない。  

 そこで、具体的な「居住地」について様々議論する前段として、居住する知恵、「居住知」について、アーカイブをつくっていく必要があるんじゃないだろうか。 地域を特定しないアイディアをつくって集めておく。問題が顕在化する前に、知恵を集めておいて準備する。調査機関としてのシンクタンクと対比的に言うならば、アイディア・タンクともいえるような取り組みを、今からどんどん初めて行きたいと思っている。

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仏像、恐竜、文房具。振り返れば多趣味。いや、趣味ではなく、真剣なのだ。それが問題。ジャンル問わず展覧会に興味あり。
一級建築士。工学修士。ユーザーの視点から建築・都市を考え企画するのがライフワークです。
https://twitter.com/wagyoo

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